
少し前のご報告となりますが、東京・銀座で開催された「王元鼎芸術展」および「上海市収蔵協会日本支部 設立記念式典」にて、日中バイリンガル司会を担当させていただきました。
王元鼎先生は、70年にわたり創作活動を続けてこられた中国の著名な画家であり、油絵・水彩・工筆・写意といった多様な技法を用い、特に人物画や民族風景の描写において高い評価を受けていらっしゃいます。中国各地の民俗文化を題材とした作品の数々は、色彩豊かで情感にあふれ、観る者の心を強く打ちます。実際に会場で作品を拝見した際には、深い感動を覚えました。
当日は、中国および日本のコレクターや文化・芸術関係者など、多くのご来賓が出席され、大変華やかな式典となりました。そうした意義深い場にて司会を務める機会をいただけたことを、たいへん光栄に感じております。

私は、王先生の芸術の歩みをご紹介するほか、除幕セレモニーの進行、ご来賓のスピーチのご案内など、両国のゲストの皆さまの思いと言葉を丁寧につなぐことを意識しながら進行を務めました。
今後も日中バイリンガル司会者として、ひとつひとつの現場を大切にしながら、よりよいバイリンガル司会ができるよう精進してまいります。